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春天の陽光心情

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気を使ってい

とヒカルさんはチハルに気を使っているのか?いつも以上にかなり謙虚だ。
わたしからのチハルの前評判でちょっとビビってるのかも?ヒカルさん。
ほんじゃあまあ、そろそろ行きますか?」
と言ってチハルはまさにその性格通りというか、いきなり乱暴にアクセルを噴かすと、そのブオ?ンという爆音と供にゲレンデワゴンを発進させる。

どうやらその日、これといった渋滞も特になく関越はやけにスムーズに進んだようで、わたしたちは気づけばアッという間に軽井沢の標識が見えるエリアにまで来ていた。
2時間とちょっとぐらい?
軽井沢って???、こんなに近かったっけか?
するとチハルはいきなり
夜の宴会用の食い物がいるからさあ」
と言って、別荘近くのスーパーの駐車場にクルマを寄せると、
3人でそれぞれ適当に今晩食べたい食材を選ぼうよ?」
なんてことになった。
で、ちなみにみんな何食べたい?」
とのチハルの質問に、
わたしはなんでも???、基本野菜があれば」
とヒカルさんが答え、
そうねえ???、わたしもそんなにヘビーなのはパスかな。
ああこの空豆、炭火焼きにすると美味いよ」
と言ってわたしはさっそく空豆をカートに入れる。
おお!いいねえ!」
とチハルもどうやら軽めの野菜系に賛同のようで、その後はみんなで、
ああ、これこれ」
なんて言いながら、タマネギ、茄子、アスパラ、エリンギなどをランダムにピックアップし、どうやら今夜は野菜の炙り焼きをつまみにワインパーティー?なんてことになるらしい。

その後わたしたちはひと通り買い物を済ますと、再びチハルの運転するゲレンデに乗り込み、すぐにクルマが小道を曲がって木立に囲まれた別荘地帯へとたどり着き、それからはもうほんの5分もしないうちにチハルの別荘前へと到着した。

煙突付きで天井の高い木造の、見るからにいわゆる別荘?なんて感じの建物だ。

いらっっしゃいませ?」
と言ってチハルがその玄関の扉を勢いよく開くと、目の前のリビングにはオシャレな白のグランドピアノがその中央スペースに所狭しと置かれている。
わお。
何これ!いいねえ、このピアノ。
そう言えばチハルってピアノ、弾くんだっけ?」
うん、ちょっとだけね。
子供の時に習ったきりだから」
そしてわたしたちは玄関でスリッパに履き替え、部屋全体をぐるりとチェックするかのように見渡すと、1階はその左奥側はキッチン込みのリビングスペースとなってお り、キッチンの前には分厚い1枚の木片で出来たバーカウンター、そしてその右奥には暖炉が設置されており、その斜め向かいにはくの字を描くようにしてテレビモニターを 囲んだソファスペースとなっていた。
それからこちらへとチハルが言うには、どうやら2階が寝室のあるフロアらしい。
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